将来を考える教室

「新しい価値を生み出す×自分を知る×職業を考える」を発信する中高生・大学生のためのブログです。

【就活生、将来について考える中高生、大学生のみなさんへ】「あなたらしい」職業選択をするための自己分析②

前回に引き続き、人生の大きな選択の一つである職業選択が

「あなたらしい」ものになるような自己分析の方法を紹介していきます。

 

今日紹介するの方法はこの2つです。

①「役割」から「やれるかも!?」を探す

②「感動した経験」からパワーがわいてくる仕事を探す

 

よく紹介されている自己分析とは少し視点が異なるものもありますので、

いろんな角度から、自分自身を知るのに、役立てていただけたらと思います。

 

 

①「役割」から「やれるかも!?」を探す

 

社会は、多くの人がそれぞれの役割を果たすことで成り立っています。

一人がオールマイティーである必要は全くありません。

それぞれが、個性を生かしながら、得意を持ち寄って、1つの価値を作り出しているのです。

 

前回の記事で「得意」という面から自分を知るということをお勧めしましたが、

次は「普段担っている役割」と「やりがい」という観点から、自分のことを振り返ってみてほしいと思います。

 

あなたは普段、あなたの所属するコミュニティの中でどんな役割を担っていますか?

例えば、リーダーだったり、サポートだったり、

相談されることが多いとか、冷静にチームを分析できるとか、アイディアを出すことが多いとか。

クラス(学部)や、部活、アルバイト、家族など、いろんなコミュニティの中で、

あなたはどんな役割をはたしているか、振り返ってみましょう。

 

次に、あなたが担っている役割の中で、

あなたがやりがいを感じられるものや、

やらされていると思わずにできるものをピックアップしてみてください。

 

そこで選んだ役割は、あなたの性格に合っている、あなたが楽しんでできる役割です。

働く中でも、そんな役割を担うことができたらあなたらしく働けるのではないでしょうか。

 

そして、似たような役割が担えそうな仕事を探してみてください。

あなたが、あなたの良さを生かしながら働ける場が見つかるかもしれません。

 

 

②「感動した経験」からパワーがわいてくる仕事を探す

 

自己分析の方法としては、定番ではないかもしれませんが、

「感動した経験」を振り返ってみるのもいいと思います。

感動するとき、心が動くとき、私たちはその出来事からパワーをもらいますよね。

そのパワーが原動力となって、次も頑張ろうと思うことってよくあると思うんです。

将来働くことになる場所でも、感動を感じることができれば、

モチベーションや喜びにつながりますし、働くことが幸せにつながるんじゃないかなと思います。

 

では、あなたが今までに感動した経験を思い出してみてください。

そしてなぜあなたはその出来事に感動したのかも考えてみてほしいです。

その理由がわかれば、共通の感動があるような仕事を探すこともできると思います。

 

例えば私の場合、学生時代に最も感動したのは、中学3年の時の合唱コンクールでした。

定番かもしれませんが、

最初はばらばらだったクラスメートが、ケンカしながらも団結して合唱できたことが最も印象に残っています。

 

なぜあんなに感動したのかと考えてみると、

不登校だった子に自分たちの合唱を聞いてもらおうと頑張ったことや、

先生が一人ずつにメッセージをくれたことがすごく印象深かったなと思います。

そして、自分もクラスの一員なんだ、ここにいていいんだと思えたことがとてもうれしかったです。

 

例えばこんな経験から、キーワードを取り出して、

・「仲間の大切さを伝える」

→教師やスポーツ関係の指導者、映画や番組制作などでメッセージ性の強い作品作りに携わるなんて道もあるのかな?と思いますし、

・「学校に来れない子に何か働きかける」

→カウンセラーやフリースクールの職員、福祉系の仕事、いろんな生き方があることを伝える本を書くこともできるかな?とか、

・「誰かが存在意義を感じられる場を作る」

→子供に関わる仕事、カウンセラーや心療内科のような誰かの相談に乗る仕事を調べてみよう!

など、自分に合いそうな仕事を調べる糸口になると思います。

 

自分に合う、自分らしい道を探すには、まず自分を知ることが一番です。

いろんな角度から自分を知るために、少しでも役に立てると嬉しく思います。