将来を考える教室

「新しい価値を生み出す×自分を知る×職業を考える」を発信する中高生・大学生のためのブログです。

【中高生・大学生向け】勉強のやる気がわかないときに、それでも勉強する方法②

前回に引き続き、勉強のやる気がわかないときの対処法を紹介します。

私自身、なかなか勉強でも仕事でも、やり始めるのに苦労する怠け者タイプですが、

そんな私にも効果があった方法をご紹介します。

 

特に今回紹介する方法は「家で勉強するのが苦手」っていう人に試してみてほしいです。

 

みなさんそれぞれに勉強に集中できる場所ってないですか?

家では集中できないけど、

「図書館なら集中できる」とか「塾の自習室なら集中できる」とか。

集中しやすい環境はあるけど、毎回そこで勉強するってこともできませんよね。

やっぱり一番自由に使えるのは家なのです。

でも家で集中できないから困っている、っていう人に試してみてほしい方法です。

 

今回紹介するのは「勉強しやすかった環境を家で再現する」というものです。

自分にとって勉強しやすかった環境が、どんなだったかを思い出します。

目に入るもの、聞こえる音、机の感じなど・・・

それを家で可能な限り再現するという方法です。

 

例えば私の場合、家で集中しづらいな~っていうときは、

近くのカフェで勉強する習慣がありました。

家では集中できなくても、そこカフェに行くと集中できるんです。

そこで、家で集中したいときに、

そのカフェの環境を可能な限り家でも再現するようにしたのです。

 

まず、そのカフェからは外の様子がよく見えました。開放感がある感じです。

ですので、家の机を窓側に寄せて、外の景色が見えるようにしました。

そして、店内のカフェ風音楽。

これも適当にYouTubeでピックアップして耳に心地よい音量で流しました。

そして、店内ではいつも暖かい紅茶を飲んでいたのですが、

家でも可愛いマグカップに紅茶を入れて勉強机に置きました。

カフェの机には、基本的にモノが置かれていないので、

勉強机の上からもモノをどかしました。

また、カフェに行くときに着るような服に着替え、髪形もそれっぽくして、

気分はカフェ状態を作り上げました。

(完ぺきにカフェじゃなくても、できる範囲でいいんです!)

 

そうすると、家でも集中できます。特にコロナ禍で、なかなか外に行きずらいですから、

何より、少しルンルン気分で机に向かうことができました。

前回の記事にも書きましたが、勉強は始めることが難しいんです。

ルンルン気分で始められたらこっちのものです。

 

こんな風に、皆さんにとって、勉強しやすい場所を家で再現してみてください。

図書館の雰囲気、自習室の雰囲気、少しだけ取り入れてみてください。

 

「家で勉強するのが苦手」っていう人、多いと思うんですが、

結局一番自由に使えるのは、家や自分の部屋です。

そして教師をした経験から言えば、やっぱり家で勉強できる生徒は、

勉強時間が確保しやすいので、その分成果が出やすいです。

 

みなさんも、今日紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。

 

【中高生・大学生向け】勉強のやる気がわかないときに、それでも勉強する方法①

「勉強のやる気がわかないな~、でも宿題あるし~」

「テストあるのに、勉強のやる気が本当にわかない!!!」

「どうしてもスマホ見ちゃって、抜け出せれない」

みなさんにも、こんなことを思った経験ありませんか??

 

私のことだと思ったあなた、

そして、我が子のことだと思ったあなたのために、

勉強のやる気スイッチが入らないときの乗り越え方を

何回かにわたって紹介していきます。

 

まず、家庭学習(例えば、宿題やテスト勉強)を

やらなきゃと思っているけど、やれてはいないあなた。

ゲームしちゃう、スマホ見ちゃう、やめれない・・・・

どんな気持ちですか?

そのゲームは、心から楽しめていますか?

スマートフォンで動画やSNSを見ることを、心から楽しいと思っていますか?

 

答えは、NOじゃないかな、と思うんです。

やらなきゃいけないとわかっているけどやれていない、

そんな状態は、心に罪悪感や焦りをもたらすだけで、

何もやってはいないけど、実は結構きつい状態だったりするのです。

 

たとえば1時間ゲームするにしても、

「宿題やらなきゃ~。宿題してないとまた叱られる~」と思いながらするゲームと、

「宿題終わってすっきり。後は好きなことするだけ~」と開放感に満ち溢れた状態でするゲーム、

どっちが楽しいかと言われたら、もちろん後者ですよね。

 

だったら、まずすべきことをした方が精神的にも楽だし、楽しめるんです。

あなたが充実した時間を過ごすために

先にその日すべきことをした方がいいんだ!

ってもしこれを読んで思ってもらえれば、すぐに行動してみてください。

気分よく毎日過ごせると思います。

(そして、ここまでで納得して行動できる人は、この先読まなくても大丈夫です。)

でも!それでも行動できないそこのあなた!

わかっちゃいるけど、体が動かない。

あなたのために、私が心がけてきた(そして、うまくいった)

勉強する方法を紹介したいと思います。

 

何個かありますが、まず1つ。

20分だけと決めて、勉強してみてください。

 

それ以上はやらなくていいです。

20分も無理って人は、まず10分でもいいです。

とにかく、小さな達成できそうな時間を設定して、勉強を始めるのです。

 

何でもそうですが、行動しようと思った時、

もっともパワーがいるのは「続けること」ではなく「始めること」なのです。

人間は変化を嫌う生き物だそうです。

だからOFFをONの状態に変化させるのが一番抵抗に感じるらしいです。

だから、ここさえ乗り切ってしまえば8割方できたようなものです。

そのためにも、目標とする時間は自分が達成できそうな、短い時間でいい。

20分と決めたら、20分経ったら別のことをしてもいいのです。

 

でも、人間って変化を嫌うので、

いったんONにしたものをいきなりOFFにするのも抵抗を感じます。

やり始めたら「ここまでは終えちゃいたい」とか

「あとちょっと、もう少し」とやっているうちに、

1~ 2時間経っていて、気が付いたら宿題終わってたってこともあるのです。

 

最初から1時間も2時間も勉強しなくていいんです。

まずは20分だけやる、

20分経ってそれ以上気乗りしなければ、いったんやめる。

また1時間後に20分だけやってみる。

そんな風に、勉強を始めるハードルを低くして、自分の心理的負担を減らすこと。

そうすることで、自然と行動できるようになると思います。

 

勉強のやるきがわかないあなた、ぜひ試してみてくださいね。

「社会にはどんな仕事があるの?」という鋭い問い

私には高校生2年生の姪がいます。

もうすぐ進路を決めなければならない年です。

先日、家族で夕食を食べているとき、姪の進学先の話になりました。

「将来は何をしたいの?」と聞かれる姪。

でも、目指したいと思っている職業がまだないみたいで、

「先生には介護の仕事を進められたけど、自分としてはあまりピンと来ていない」

みたいなことを話していました。

家族が、「先生は?」「話がうまいからラジオのパーソナリティは?」

などと提案していましたが、どの選択肢もそこまで興味がなさそう。

おそらく彼女が知る範囲の、普段目にする職業の中には、

まだピンとくる職業がなかったのでしょう。

そこで、姪は私たち大人に、

「社会にはどんな仕事があるの?」

と尋ねたんです。

その瞬間、私たち大人は、恥ずかしながら、みな口ごもってしまいました。

私はその時気付きました。

こうやって、子供に選択を迫っているけど、

大人だってどんな選択肢があるか、しっかり知れているわけじゃないんだ。

世の中にどんな仕事があるのか、

特に、私たちの目に直接見えないような仕事にはどんな仕事があるのか、

全てではないにしろ、ある程度知ったうえで、

子どもにいろんな選択肢を見せてあげることが大切なんだと。

 

確かに、子どもの時になりたい職業って、

子どもの目に見える職業や親の職業が多かったりしますよね。

学校の先生とか、お医者さん、ペットショップの店員さんとか。

それも悪くはないんですが、せっかく可能性の塊のような子供たちなんだから、

広い世界を見せてあげたいなと思います。

 

私たち大人は

「将来何になりたいの?」と聞く代わりに、

「こんな仕事もあるんだよ」と話してあげたり、

その子の興味のありそうな分野の仕事を一緒に調べてあげたりする方が

大切なんじゃないかなと思いました。

 

ちなみに私は、この時の反省から、

世の中にはどんな仕事があるのか、本とネットで調べに調べました。

世の中には数えきれない仕事があるので、すべてわかったわけではありませんが、

それまで気づかなかった仕事の存在にも気づきました。

姪にあげようと思って調べて、まとめてを繰り返していたら、

ゆうに一週間以上はかかりました。

世の中には、本当にいろんな職業がありますね。

 

さらにこれからは、今ある職業から選ぶだけではなくって、

これからできてくるだろう職業や、なくなっていくだろう職業についても

一緒に考えていきたいなと思いました。